【世界まる見え】で、アメリカ・ワシントン州で起きた未解決事件(コールドケース)が28年後に解決したという事件が取り上げられます。
それは、1985年12月19日クリスマスパーティの用意をしていた80代の老夫婦が、突如、自宅から消えてしまうのです。
いったい何があったのか、この事件を調べてみました!
80歳代夫婦未解決(コールドケース)殺人事件とは?
エドワード・モーリン(左) ウィルヘルミナ(右)
1985年12月19日 アメリカ・ワシントン州
クリスマスパーティーのためにエドワード・モーリンさん(81歳)と妻のウィルヘルミナ・モーリンさん(83歳)の家に、家族や友人集まったのですが、肝心のモーリン老夫婦は家にいませんでした。
夫婦の車は翌日、ショッピングモール・ヤードバードの駐車場で発見されました。
警察がその車を発見します。
車の窓ガラスには雪がついていたため、警官は手で払わず息を吹きかけ中をのぞきました。
その車の中には大量な血痕がついており、鍵はついたままでした。
その後、モーリン夫婦は発見されたのですが、車の中で散弾銃を背中から撃たれて殺害され、モーリン夫婦の遺体はワシントン州チェヘイリスの道路の端で発見されました。
それは、家族が行方不明届を出してから5日後のクリスマスイブの日でした。
当局の発表によると、モーリン夫妻は自宅から誘拐され、そのまま銀行に連れていかれ、8,500ドルを引き出したとされています。
その後、車中で犯人はモーリン夫妻を射殺し遺棄したのです。
犯人は兄弟だった?28年後に執念の逮捕!
モーリン夫妻の息子、デニス・ハダラーさんは葬式で、モーリン夫妻の手に置いて、
「生きている限り絶対あきらめない」と犯人逮捕を誓ったのでした。
2000年代初め、ワシントン州の元ルイス郡長官であったハダラーさんは、逮捕につながる情報に対して10,000ドルの報酬を提供するなど、くまなく情報を集めたのです。
事件を調査するために個人捜査官も雇い調査をしていました。
情報を提供してもらった800個以上のヒントを調査し、答えを導きだしたのです。
そこで犯人として挙がったのが、リッキー・リフとジョン・リフという兄弟でした。
犯人はモーリス夫妻の農場で働いていたのです。
実は、この二人が1990年代には早くも容疑者であると挙がっていたのですが、警察はそれらを証明できなかったのです。
当時、リフ兄弟に対する恐れと発言に対する報復の可能性があったため、最初の調査のときは多くの目撃者が現れなかったのです。
その後、年月が経ちある目撃者は、12月19日の朝にモーリン夫妻の車で2人の兄弟が家を離れるのを見たと証言したり、車を見た他の目撃者は、後部座席で一人を見かけたなどの証言が出てきました。
多数の目撃者がモンタージュからリフ兄弟を選んだり、何人かの目撃者が、モーリン夫妻と一緒に行動していたというのがわかったのです。
リフ兄弟は、事件を起こした2年後の1987年にアラスカに移り、それ以来ずっと住んでいました。
リフ兄弟が住んでいたアラスカ州キングサーモンで、リフはブリストルベイ請負業者のトラックドライバーおよびクレーンオペレーターとして働いていました。
そして、逮捕される数年前には仕事を辞めていました。
ただ、仕事仲間からリッキー(リック)という男は、”勤勉で普通の男だった”といいます。
2013年、逮捕当時55歳のリッキー(リック)・リフはアラスカ州キングサーモンの自宅で逮捕され、ワシントン州ルイス郡に戻りました。
ただ、弟のジョン・リフは、逮捕される1週間前に50歳で亡くなっていたのです。
判決
リッキー(リック)・リフは、1985年モーリン夫妻を殺害した罪で有罪判決を受け、103年の刑を宣告されました。
リックの24年間パートナーであるシェリーティベットと彼女の息子と別の関係者は、リックが連れ去られると法廷を去りました。
リックは去る前に、家族の方向を一切見なかったそうです。
アメリカワシントン州・80歳代夫婦未解決(コールドケース)殺人事件!犯人は兄弟だった?28年後に逮捕! まとめ
この事件を特に衝撃的なものにしているのは、重要な目撃者達が、この秘密をずっと隠していたというところにあります。
ただ、検察も粘り強く、忍耐強く、執念で犯人を捜し逮捕でき、そして家族も決してあきらめず28年という長い月日がかかってしまったのですが、この未解決事件が解決できたのです。
最近、未解決事件が次々と解決しています。
それは、遺伝子検査サービスという遺伝子系図で犯人を瞬時に特定できてしまうのです。

この事件では、検察や家族が途方もない時間をかけ解決できた事件でしたが、今後さらに未解決事件(コールドケース)が解決するといいですね。
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