
「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に、倉持よつばさんが博士ちゃんとして出演されます。
倉持よつばさんは、夏休みの自由研究で童話の桃太郎に興味を持ち、桃太郎や鬼に関して調べまくり、鬼の真実をあばいた本まで出版したという行動力がスゴイ小学生です!
子を持つ親であれば倉持よつばさんのように、のめり込むくらい興味あるものを1つでも持って突きとめるくらいの集中力で極めるところまでいけるようになれば、自信や強さというのを持てるようになるのではと思いますよね。
親の願いと子の思いというのはなかなか一致しませんが…
そんな倉持よつばさんのWikiプロフィールや、桃太郎にハマったきっかけを調べてみました!
倉持よつばさん Wikiプロフィール

名前 倉持よつば(くらもち よつば)
学年 小学校6年生(12)
住まい 千葉県袖ケ浦市
千葉県袖ケ浦市立奈良輪小学校に通われている倉持よつばさん。
よつばさんの母親は小学校の教師をされているそうです。
実は、2017年に「図書館を使った調べる学習コンクール」で妹のひまりさん(8)と高速道路の現状を調べ姉妹で、優秀賞・NHK賞を受賞されています。
ご姉妹そろって本が大好きで、小学生で疑問に思って調べるという行動力がほんとスゴイ!
桃太郎 なんで興味を持ったの?

2017年のそのコンクールで副賞として贈られた絵本「空からのぞいた桃太郎」の帯に
「鬼だから殺してもいい?」
と書いてあることに驚いたそうです。
そして、その桃太郎を「おかしい点がある」と指摘している4人の著名人のことを知ります。
その4人とは、福沢諭吉、芥川龍之介、池澤夏樹、高畑勲です。
福沢諭吉が「宝物を奪った桃太郎は盗人だ」と批判し、作家の池澤夏樹さんも桃太郎の鬼ケ島攻撃は侵略戦争の思想だと書いています。
倉持よつばさんは、学校の国語などにでてくる童話の良い鬼もいることを思い出し、桃太郎や鬼のことに興味を持つようになり、ひとりで調べ始めました。
桃太郎や鬼の本当の姿とは?
初めに、2018年5月、地元の図書館で18冊の桃太郎本を読み比べたそうです。
ここで桃太郎を盗人としていたのは2冊のみ。
その後も読み比べを続けて、計200冊以上を読まれ、桃太郎の話が時代によって異なること気がつきました。
江戸時代までさかのぼって桃太郎に関する古い文献を調べてみると、特に鬼については、鬼の悪事などは描かれていませんでした。
鬼ケ島に向かうのは、
桃太郎の力試しがしたい
宝を得たい
鬼退治に行きたい
と桃太郎の願望が語られるのみだったそうです。
そして明治末ごろから、鬼がみずから宝を差し出すようになり、
昭和になると優しい鬼が出てくる
という時代とともに非力になっていく様子を発見しました。
結果的に、鬼に落ち度はなく「桃太郎盗人説」に共感を覚えた倉持よつばさん。
同時に得体の知れないものを「鬼」とすることで、日本人は昔から心の安定を図ってきたという結論にたどりついたそうです。
小学生でそのような結論が出せるなんてスゴイですよね!
小学生で桃太郎と鬼の研究を出版
倉持よつばさんが、これらの調査結果を、2018年度の「図書館を使った調べる学習コンクール」に応募し、小学生の部(高学年)で最高賞の文部科学大臣賞に輝きました。
その文部科学大臣賞に輝いた『桃太郎』が本になり、
【桃太郎は盗人なのか? −「桃太郎」から考える鬼の正体−】
を出版するに至りました。
【桃太郎は盗人なのか?】のレビューはかなり高評価です。
・大人でも十分楽しめておもしろかった。
・小学生がここまで調べて書けるのはスゴイ!
・興味を持つことのすばらしさがわかった
倉持よつば小学生で桃太郎と鬼の真実をあばく⁈本当の姿本を出版!なんで興味を持ったの? まとめ
倉持よつばさんは
「怖いと思っていた鬼への疑問は、全部本の中にあった。本が好きになった」
と語っています。
ふと疑問に思ったことをとことん調べることって、なかなか難しいことですが、興味のほうが勝ることで行動できるのは、子供のころから本を読むおもしろさを知っているからこそですよね。
また本は、調べたり想像力を養えることができるという、すばらしい学習だと思いました。
それにしても、童話には『本当は怖い○○』という話がたくさんありますよね。
昔から知っている他の童話も倉持よつばさんのように固定観念を持たずに、頭を柔軟にして疑問をもって調べていくのも楽しいかもしれませんね!
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