2020年3月23日、佐伯チズさんが筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていると公表されたばかりだったのですが、6月9日悲報が入りました。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)というのは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。
半年前から違和感を感じ、現在、佐伯チズさんは自分の力では歩くことが難しく車いすで移動されているそうで、「これまでのようにハキハキとお話することも徐々に難しくなってきました」とお話されています。
公表された動画では、今までテキパキとお話されていた印象があった佐伯チズさんが、ゆっくりと一生懸命にお話されている姿をみるのはとても辛いですが、これからも人をキレイにという強い想いを持って下さっているプロ意識と本当に仕事が好きで続けていくという力強い言葉がファンとしては嬉しい限りでした。そしてそれが生きる活力となって欲しいと願っていたのですが、本当に残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
美肌カリスマの佐伯チズさんが【復活】したと言われているのですが、今なぜ【復活】と言われているのでしょうか。現在(2018年)75歳には見えない佐伯チズさんは、どんな方なのか、どのような美容法であのツルスベ美肌を手に入れたのか調べてみました!
佐伯チズさんのどん底人生
ところが、父親が愛人と駆け落ち、母親と佐伯チズさんだけを残し姿を消しました。母親は闇米の取引で生計を立てるという苦しい生活をしていました。
佐伯チズさんが9歳になった時に、今度は母親が取引先の男性と駆け落ちしてしまったのです。そして佐伯チズさんは祖父母のところに預けられることになります。暗くて辛い子供時代を経験しました。
その後 佐伯チズさんは1963年に佐伯有教(さえきありのり)さんとの出会います。当時、カメラの製造技師でした。チズさんは有教さんに美容サロンへの就職を相談したのがふたりのきっかけとなります。
佐伯チズさんの子ども時代は父母の愛情を受けずに育ったため、結婚したときは本当にうれしかったそうです。佐伯有教さんは、そんな佐伯チズさんのすべてを愛してくれるような男性でした。
ふたりは1967年に結婚します。
夫となった佐伯有教(さえきありのり)さんとの生活は、佐伯チズさんにとっては理想と言える夫婦生活でした。
しかし、結婚して3年後に子供を流産してしまいます。
またもや不幸が襲いかかります。
それは、ドアに手が挟まれてしまい左手の中指の切断してしまいます。手術で指はつながりましたが、指先の麻痺という後遺症が残ってしまいます。
さらに辛い出来事が襲い掛かります。
1983年に夫が肺がんであることが判明しました。しかも末期ガンで、すでに膵臓にも転移して余命3カ月という宣告でした。それまで長く勤めていた外資系の化粧品会社を辞めて、看病に専念し1年半寄り添って過ごすことができました。
最愛の人を亡くし、心の喪失感が痛いほど身に染みて、無気力の時期が3年ぐらい続きました。
夫婦のツーショット写真を部屋一面に飾り、夫の名前を毎日毎日叫んでいたり、さらには夫を愛しすぎて夫の遺骨を食べたというのです。
これらの原因の1つと思われますが、43歳で髪がすべて白髪になってしまいました。
お肌のお手入れもせず、かつての同僚が、いつまでも泣いていてはダメだと言って、クリスチャン・ディオールを紹介され、45歳で東京で働き始めます。
美容部員の教育を任されて、会社と何度もぶつかって、理不尽な「左遷」にも遭い、それでも定年までがんばれたのは、旦那さんの「絶対に愚痴は言うな、やりたいことを愚痴を言わずにやれば、必ずやり遂げられる」という言葉でした。
そして美容家としてのブレークは、定年してからになります。退職直後に出した本『頼るな化粧品! 顔を洗うのをおやめなさい!』が大ヒットし、テレビ番組など多方面から声がかかるようになりました。
エステティックサロン「サロン ドール マ・ボーテ」を2003年から現在に至るまで主宰しています。
佐伯チズさんの復活とは?
最愛の夫を亡くされた後、肌のお手入れもせず、無気力の状態から友だちや 亡くなられた旦那さんから「おばあさんみたいな顔をしている。元に戻らなくちゃ」と一念発起して、お手入れを始めたそうです。
精神的に病んでいた状態から、前向きに向き出した佐伯チズさん。ここでまた美のカリスマとして復活したのでした。
ですが、また災難はやってきます。
佐伯チズさんの夢は75歳で引退して、好きなことをして生きていく人生を思い描いていたのですが、10年ほど佐伯チズさんのマネジメントや会社の経営を任せていた信頼していた女性の裏切りに遭いました。
その信頼していた女性がつれてきた男性に会社を乗っ取られたという。言われるがままに出資した個人の2億円も、使途不明金のまま消えてしまいました。物販会社は佐伯チズさんの手を離れ、「佐伯チズ」の商標の大半や、顧客名簿も持っていかれました。
だました女性を、後継者にするつもりだった佐伯チズさん。美容師免許を取らせようとしたり、マニュアルを口伝で教えたりして、フランスにも連れていったりしたそうです。
でもその女性は佐伯チズさんの傍にいたのにも関わらず、何ひとつ勉強せず、陰では「なんで私が継がなきゃいけないの」なんて言っていたそうです。
さらにその女性は佐伯チズさんの仕事を勝手に断り、自分が代わりに雑誌に連載を持ったり、テレビの収録に行ったりなんてこともありました。
最終的にはその女性は辞めていったようですが、今まで人とのかかわりを最も大切にしてきた佐伯チズさんはそのような状況から、佐伯チズさんのことを信用し、一緒にやってくれる方の助けで今は再び輝きを取り戻し、さらにパワーアップしているようです。
75歳の引退は迷惑をかけた人やお客様にも申し訳ないからということで、まだまだこれからも佐伯チズさんの美容法を伝えていくそうです。
美肌になるためのクレンジングと化粧水の美容方法
スキンケアの基本として水分補給は肌には重要ですが、体の外側からは、ローションパックで水分補給をし、体の内部からは、ミネラルウォーターで水分補給することが重要です。
佐伯チズさんは毎日ミネラルウォーターのコントレックスを2リットル飲むそうです。
ミネラルウォーターをとり尿をたくさん排泄することによって体内にたまった塩分や毒素が一緒に外に排泄されます。
目の下にクマができていたり、さえない顔色の人には、特にたくさんのミネラルウォーターを飲用する必要があります。
むくみを悩んでいる人も体がむくむからといって水分を控えるのではいけません。むくんでいる人にこそ、たくさん水分を補給して、水分や塩分を尿として体外に出すことで、むくみが解消されていきます。
たくさんの水分補給には肌以外にもダイエットに大変効果的です。毎日2リットルの水を実際に飲むのは相当お腹も膨れます。のどの渇きが空腹であると勘違いをしがちなので、空腹になったと思ったらまず水を一口飲めばよいと言われています。
水分補給を常時することにより、無駄な間食を防止することもできるのです。
クレンジング方法
1.ポイントクレンジングでメイクを落とす
ポイントメイク専用リムーバーをコットンや綿棒に垂らして、唇と目の周りのポイントメイクを拭き取ります。この時に注意したいことは、強く擦って落とすのは、決してしてはいけません。
目の周りの皮膚は、大変薄いためデリケートになっているので、ポイントメイクは、少しずつゆっくりと落とす。
2.手でクレンジング剤を温めてマッサージするように洗う
ポイントメイクを落とし終えたら、この時点で80%のクレンジングを終えたも同然。
クレンジング剤をさくらんぼ大くらいの量を手の平に取り、両手で円を描くようにまわしながらクレンジング剤を温めます。
顔全体を温めたクレンジング剤で丁寧にやさしくマッサージをするように洗っていきます。
やさしく洗い終えたら、クレンジング剤をコットンを濡らしたものでやさしく拭き取ってから、水でおおよそ20回くらい洗い、完全にクレンジング剤を落とします。
3.素洗いで洗いすぎない洗顔
クレンジングでメイクを落として、さらに洗顔料を使用して、ダブル洗顔をしている人がたくさんいますが、過剰な洗顔は、肌に必要な皮脂や保湿成分を奪い、乾燥を招いてしまいます。
人間の皮膚には肌を雑菌から守ってくれる作用、つまり「自浄作用」があるのです。
ダブル洗顔はやめましょう。汗をかなりかいた時以外は、洗顔フォームを使用して洗顔をしないそうです。
朝の洗顔も、洗顔料を使用せずに、水またはぬるま湯で素洗いをするようにすれば、美肌の佐伯チズさんに近づけます。
化粧水の使い方
ローションパックとは、化粧水をしみこませたコットンを肌の上に数分間おき、化粧水をより浸透させるというスキンケア方法です。
佐伯さんのコットン、通称チズコットン(なければ、よくあるコットンを複数枚使用)を水道水で濡らします。それから化粧水をコットンに含ませます。
まず顔の下側から貼り、目の部分、そして最後に首。
張り付けるときに、リフトアップするような気持ちでコットンを横上に引き上げるのがコツ。
コットンの目、鼻、口の部分も自分で穴をあけます。
1.化粧水をつけたら3分あけます。
あまり長い時間だと、逆に肌が乾燥してしまう事があるそうです。
化粧水をつけたら3分待ちます。次に美容液をつけてからまた3分間隔をあけます。そしてクリームをつけてスキンケア完了。朝メイクをするときはクリームをつけたあとにUV下地をつけ、メイク前の準備完了となります。
化粧水や美容液が肌に浸透する前につけてしまうと、それぞれの成分が混ざりあってしまうため、完全に肌に化粧品が浸透したのを確認してからその次というのが肝心です。
朝晩は、ぬるま湯だけの「素洗い」を実施し、テカリや乾燥がないかなど肌の状態をチェックしすることによって自分の肌には何が必要なのか感知することができます。
まとめ
佐伯チズさんは今までの生い立ちが壮絶ですが、反骨精神で今までやってこられた強靭な精神力でいくつもの不幸を乗り越えて、復活されたのですね。
美肌のカリスマとして、ご自身も肌は白く柔らかそうで、75歳には見えない美肌ですよね。
高い化粧品を買わなくても、普段使っている化粧品でできる美容法は誰にでもできそうですね!水を飲むことも、美容法も難しくはないので、継続することで効果が出るのではないでしょうか。
今日から早速アラフォー主婦もやってみようと思います!
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