8月21日に横須賀市に異臭騒ぎがありました。
ですが、この異臭騒ぎは三浦半島で起きたのは3回目です。
今回の異臭は、横須賀市の消防局によると8月21日午前8時40分ごろ
「外でガスの臭いがする」
と通報が入りました。
最近、この異臭騒ぎでニュースやSNSなどで「大地震の前兆?」といううわさが拡散していますよね。
原因不明と言われているこの異臭騒ぎ。「あさチャン」のニュースではこの横須賀異臭騒ぎはプランクトンが原因ではないかということで、まとめてみました!
横須賀の異臭はガス臭い?
8月21日の横須賀での異臭は、「ガスの臭いがする」と1時間以内に33件の通報があったといいます。
異臭騒ぎは以前にもあり、6月4日と7月17日にも同様の異臭騒ぎが起きています。
この異臭ですが、
- ガス臭い
- ゴムが焼けたような臭いがする
- プラスチックが燃えたよう
というような異臭がしたそうです。
東京ガスはガス漏れを確認していますが、特に問題がありませんでした。
消防局によると3回とも異臭騒動の原因はいまだ不明なのだそうです。
異臭は地震の前兆?
ネット上では、「異臭は地震の前兆?」とまことしやかに噂されていますが、そのように言われるのには2017年1月31日韓国・釜山で「原因不明のアンモニア臭」「ガスの臭い」との通報が相次ぎ、この時もこの異臭の原因は不明でした。
しかし、その年の11月15日に韓国観測史上最大の地震「浦項地震(ポハン)M5.4」が発生しています。
他にも、1995年の阪神淡路大震災のときにはたしかにそういう例が数例あったのだそうです。
しかし、それ以外の情報というのが地震前兆現象のデータベースとかそういうものがないと日本地震予知学会・長尾会長は話されています。
横須賀異臭騒ぎの原因判明?プランクトンの死骸か?

今回の横須賀での異臭騒ぎに、東海大学・海洋学部・山田教授は
「青潮が原因だと思う」
と言っています。
青潮はプランクトンの死骸が異常発生することで海水中の酸素が極端に減ります。その際に異臭が発生する可能性があるのだそう。
三浦半島周辺は青潮が発生しやすい場所なんだとか。
海水温が8月後半に上がり9月に死骸が溜まり異臭が9月後半に起きる可能性があると指摘されています。
赤潮・青潮って何?
赤潮や青潮ってよく聞きますが、そもそも何で発生するのでしょうか?
赤潮は、小さな植物プランクトンが異常発生して、海の水がくすんだ赤色になります。
原因は、工場や家庭が流した排水です。
排水には、プランクトンが好む窒素やリンなどの養分が含まれていて、これが海に大量に流れ込むと、プランクトンが異常発生し赤くなります。
青潮は、赤潮と同じようにプランクトンが異常発生して、その死がいが底に沈んで分解されると、硫化水素が発生します。
これが台風などの強い風で海面に上がると、海が青色になります。
硫化水素には強い毒があるので、海水に酸素がなくなってしまって、魚や貝などが大量に死んでしまいます。
結局は青潮も、汚れた水を流すことが原因で起きるものなのです。
自然現象ではなく、そもそも人間がその原因を作っていたんですね…
横須賀異臭騒ぎの原因判明?はプランクトンの死骸か? まとめ
結局、この異臭は市として調査を行うかは未定なのだそうです。
はっきりと原因がわかれば安心できますが、今のところ「青潮が原因ではないか」というのが有力な情報のようです。
結果的に、これらの異臭が地震の前兆かどうか証明できていません。
ですが、こうした状況や情報は「備えるためのキッカケ」として認識してもらえれば、80%の確率で地震がくると言われている日本に暮らしている私たちに少しでもリスク回避できるのではないでしょうか。
これを機に、地震に対して警戒心を持って防災グッズや食料の備蓄の準備できるところはしておいたほうがいいかもしれませんね!
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