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吉田純子(久留米看護師連続保険金殺人)の生い立ちは?子供や久留米マンションはどこ?

エンターテイメント

看護師4人組による「久留米看護師連続保険金殺人事件」とは、2002年に発覚した福岡県久留米市に住む女性看護師4人による保険金連続殺人事件のことです。

4人は看護師の知識を悪用し、共謀して保険金をかけ、自分たちの夫を連続して殺害します。

犯人の名前は吉田純子死刑囚・堤美由紀被告・石井ヒト美被告・池上和子被告の4人組みの看護師。

2001年8月、石井ヒト美被告がこれまで犯した罪を後悔し、警察に自首したことにより残りの3人も逮捕され事件が発覚します。

この事件を元に制作した「黒い看護婦」がドラマ化されています。

この事件の主犯格、吉田純子のwikiや生い立ち、どのように3人の看護師を支配し殺人まで犯すようになったかを調べてみました。

吉田純子(久留米看護師連続保険金殺人)の生い立ち

生年月日:1959710
年  齢:56歳(没年齢)
出身地 :福岡県柳川市(旧山門郡三橋町)
出身高校:私立佐賀女子高校衛生看護科
最終学歴:聖マリア看護専門学校
家族構成:父・母・弟との4人家族

 

吉田純子が幼い頃に父親が自衛隊を辞め、自動車修理を開業するもあまり上手くいかず、貧乏な生活を送っていました。

そのため母親が内職をして家計を支えていましたが、父親は母に対して当り散らす事があり、また、母親は稼ぎの少ない父の事を愚痴っていたそうです。

吉田純子には4歳下の頭脳明晰なスポーツマンの弟がいて、母親にたいそう可愛がられていたようで、それに対し、吉田純子には厳しく、時として体罰を与えられていたそう。

このような生い立ちのせいなのか、吉田純子は小さい頃から虚言癖があったようです。

1975年 私立佐賀女子高校衛生看護科に入学します。

1人で奨学金制度の書類を揃え、手続きを行い、もうそんな家族には頼れないという思いから精神的に自立していました。

1978年 妊娠したという嘘をつきカンパを集める詐欺行為を行ったため、2ヶ月の停学処分を受けます。

1979年 聖マリア看護専門学校(現聖マリア学院短期大学)へ入学します。

ここで後の共犯者の

池上和子
石井ヒト美
堤美由紀

と出会います。

この頃から吉田純子がリーダー的存在となります。

 

1981年  6歳年上の久留米市の自衛官の吉田浩次さんと結婚。夫の実家で結婚生活を始めます。

そして浩次と純子は夫妻揃って、夫、浩次さんの祖母の養子になるという不可思議な関係になるですが、これは夫の祖母の遺産を相続するための狙いでした。

もし祖母が亡くなった場合、本来なら夫・浩次さんの父親に遺産が相続されるのですが、もうすでにこの時分で吉田純子のお金の執着心が見えますね。

吉田純子(久留米看護師連続保険金殺人)の子ども

吉田純子は3女を出産。

1983年生まれ 長女「紀子」当時19歳

1987年生まれ 次女「エリ」当時15歳

1989年生まれ 三女「さやか」当時13歳

吉田純子はあまり母親らしいことをしておらず、のちに長女までも保険金目当ての殺害を企てていたといいます。

子ども達の世話は、後に同じマンションに住む共犯の看護師たちがみていました。

吉田純子(久留米看護師連続保険金殺人)の高級久留米マンションはどこ?

当時、吉田純子が住んでいた高級マンションの場所は、福岡県久留米市野中町にあるマンション。

マンションは9階建てで、事件が発覚するまで吉田純子は、別居していた夫の相続財産を担保に3千万円を借金した上、夫にローンを組ませて久留米市内の9階建て高級マンションの最上階にある4LDKに子供と同居していました。

だまし取った金で贅沢な暮らしをしながら、共謀者の看護師3人に自分と同じマンションに住むように強要。

堤美由紀に405号(3LDK)

石井ヒト美に306号(3LDK)

池上和子に102号(3LDK)

をそれぞれ購入させました。

吉田純子と看護師の共犯者たち

左上:吉田純子  右上:石井ヒト美  左下:堤美由紀  右下:池上和子

1990年 狙い通り、祖母が亡くなり土地を相続することになり、この土地を担保に3000万円もの借金をし、吉田純子は贅沢を始めます。

1992年 夫と別居し、吉田純子の家に堤美由紀が同居するようになり、給料も管理するようになります。

吉田純子と堤美由紀は同じ病院に勤務しており、ふたりが急接近したきっかけは、堤美由紀が男性関係のトラブルを吉田純子に相談したことが始まりでした。

吉田純子は架空の「先生」をでっち上げ、トラブル解決を依頼するという名目で堤美由紀から金を詐取したのでした。

他にも吉田純子の金銭のたかりがいくつもあります。

 

1993年 同僚看護婦から借りた50万円踏み倒し

1994年 同僚看護婦から借りた100万円も踏み倒しました。

吉田純子と久留米看護師連続保険金殺人

吉田純子の贅沢な生活をしていればお金はだんだんと減っていきます。

そこでお金を得る方法を思いついたのが、保険金殺人。

1996年 池上和子の夫である平田栄治さんを騙し睡眠薬の入ったビールを飲ませて熟睡させ静脈に空気を注射し殺害。

この殺害によって保険会社から保険金3500万円摂取しています。

1997年 点滴ミスを理由にいちゃもんを付け、同僚看護婦から1000万円を騙し取っています。

1999年 石井ヒト美の夫が金銭トラブルを抱えていると吹き込み、保険金で解決するしかないと思い込ませ睡眠薬と酒で眠らされ、チューブを使って胃に直接酒を流し込み、急性アルコール中毒による死亡を狙ったものだったが、被害者はなかなか死に至らず、業を煮やした吉田純子は空気注射を指示し殺害。

保険金3300万円や被害者の退職金は、ほとんどが吉田純子の手に渡りました。

吉田純子が逮捕されるまでに、手に入れた総額は2億円なんだそうです!

吉田純子のマインドコントロール方法

なぜ3人を共犯者に仕立て上げ、意のままにコントロールができたのでしょうか?

まず最初に堤美由紀を意のままに操るためにある架空の人物を作り出し、『先生』をでっちあげ現実に存在していない人物を信じこませました。

その後も自分の後ろにいる「先生」をちらつかせ、堤美由紀を従属させ肉体関係まで迫るようになりました。

さらにレズビアンの行為で妊娠したと、とんでもないウソをつくのですが、それさえも堤美由紀は信じてしまいます。

同じような手で、池上和子や石井ヒト美に近づき、ふたりも影響を受けて、『先生』の存在を信じるようになります。

その架空の『先生』に相談できる吉田純子に3人は逆らえなくなるという連鎖が起き、常に自分の影響下に置いて、他からの情報を遮断させて自分に依存させるように仕向けるようにしました。

そこまで信じさせ、池上和子や石井ヒト美が受け取った保険金の大半は吉田純子の懐に入っています。

吉田純子は、堤美由紀、池上和子、石井ヒト美ら3人に自身のことを『吉田様』と呼ぶように強制し、召し使いのように扱い生活面では吉田純子の世話と娘3人の世話を3人に負わせていたそうです。

これが吉田純子のマインドコントロールの方法なのです。

吉田純子はサイコパス?

犯罪心理学者らが人間の奥底にある精神状態を見抜くのに、以下にある20個のサインが役に立つといいます。

ですが、誰もが心の中に闇を持っており、ほとんどの人がこのリストの特徴の多くに当てはまる時期があり、それが時として表に現れる場合があるので、一概に当てはまったらサイコパスという判断は難しいそうですが、下記に該当するサインはほぼ犯罪者の心理に当てはまるそうです。

 

 

1.表面上は魅力的で口達者
他の人々と打ち解けやすく、社交的で会話もうまい魅力的なタイプになる傾向がある。うわべだけの関係を上手に発展させることができる。しかし親密な関係を築けることは滅多にない。

2.自信満々でよく自慢話をする
主に考えることは「自分の世界」であり、他の人々を見下している。一般に彼らは自分が万能だと思っている。

3.刺激を求める
純粋にスリルを求め、リスクを伴うことや、いくらでも危険なことをする。

4.慢性的に平然と嘘をつく
サイコパスはよくウソをついたり、ささいなことでもつくり話をする。彼らは周囲の人々を欺こうとして狡猾、または陰険になったり、徹底して卑怯な人間になったりする。

5.ずる賢こく人を操ろうとする
サイコパスは他者の感情を完全に無視するので、ただのウソの中でも特にこういった特徴が目立つ。彼らは自分たちの思い通りにするために、人の気持ちや幸せなどそっちのけでずる賢くて巧妙な作戦を使って嘘をつき、人を騙してペテンにかける。

6.良心の異常な欠如
一般的な人々の多くは、他者に対してある程度の感情移入や同情心を持つが、サイコパスはそういった感情をほぼ持たず、悪いことをした時も罪悪感を持ったり、良心の呵責を感じることがほとんどない。これが極端な場合、連続殺人犯や大量殺人犯の特徴になる。

7.他者に冷淡
つまり人の気持ちを考えないという特徴。サイコパスは人の感情を気にすることはまず無く、失礼なことを言って人を傷つけたり、特に理由もなく人を嫌悪したりする。

8.自分の行動を制御できない
衝動性同様、自身の行動をコントロールするのが難しいと感じる。彼らは毎日の暮らしや、日常に起こる思いがけない状況にイラついたり、威嚇したり、怒ったりすることもある。自身の感情を制御するのが困難で、それが躁うつ状態や、理不尽な行動につながったりする。

9.衝動的
たとえば手元に届いたばかりのクレジットカードでいきなり高級車を買ったりはしないだろう。でも彼らはできてしまう。サイコパスは自身の将来の行動や決定に対し、計画を立てたり例外を設けることは滅多にない。後先のことなど考えない。行動が先にあり、そのあとに考えるのだ。

10.無責任
ほとんど子供みたいなもので、大人でありながら約束を果たすことや、義務を全うしたりできず、つねに責任感が無い。彼らは請求書の支払いをしなかったり、仕事も割に合わないことはしないかもしれない。

11.自分の過ちを決して認めない
サイコパスは決して自分の非を認めたりはせず、それを他の人のせいにする。いかに理屈にあわないことを言っているかを説明しても、納得させることは難しい。逆に彼らはそのずる賢さと抜け目のなさで、自分が正しいを思いこませることができるかもしれない。

12.寄生的な生活
サイコパスはよく寄生虫のごとく他人の金銭、または個人の私益を利用しようとする。自分のために人々にとりつき、自分自身の責任から逃れようとする。

13.性関係の乱れ
自分自身の満足感のために、うわべだけの軽い間柄になり体の関係を持つサイコパスは、すぐに寝ることができる相手や一夜限りの相手を得る機会を常に求めている。
彼らはたいてい感情面での結びつき、外見などはお構いなしで関係を持つ。一度に多くの人々と性的な関係になり、公共の場でそのことを話すこともある。

14.幼少期からの異常行動
幼少期における異常行動は、成人した時の精神病的な傾向を表すらしい。これらの異常行動の中には13歳以下での窃盗や虚言癖、またはドラッグの使用などが含まれるようだ。

15.現実的な長期にわたる目標がな
たいていの人は夢や目標を持っていて、大部分の人は長い時間をかけてその実現を目指すだろう。しかしサイコパスにはそんな目標は全く無いかもしれない。もしあった場合、それはたいてい非現実的だったり、完全に実現不可能なものだったりする。

16.行動に対する責任が全く取れない
サイコパスにとっては、自分が何か間違ったことをしてた、もしくはそもそも自分に非があったことを認めるのは非常に難しい。そのため自分自身がしたことで、他の人々にバレていようとも、特定の行動に対する責任を否認する傾向にある。

17.短い結婚期間、多数の離婚歴
乱交傾向というサイコパスの症状が、長期にわたる結婚生活上のトラブルになる場合もある。もし彼らから見て結婚後の暮らしが自分の基準に満たない場合、その生活を丸ごと捨て去ったりしても良心の痛みはないようだ。子供達や相手の幸せなんて関係ないのだ。

18.青年期の非行
ある程度の若気の至りはつきものなのだが、子供、または十代のサイコパスはたいてい他の子供達とトラブルを起こしている。公共物の破壊や暴行、もしくは窃盗などの犯罪を犯す。捕まれば彼らは拘束される可能性もある。だが、抜け目がなく人の操作に長けた彼らは、人々が知る以上に悪いことをやっているかもしれない。

19.仮釈放の取消
サイコパスは捕まってから仮釈放されても、その一時的な釈放条件に違反して再逮捕されることが多い。これは釈放中にあることに無関心だったり、単にわすれっぽかったり、不注意だったりするためだ。また彼らは跡形もなく行方をくらますこともある。

20.犯罪面での多才ぶり
彼らの犯罪は一種類だけでなく多岐にわたる。本物のサイコパスは犯罪の多種多様な側面にたやすく関わることができ、ほぼその全てをモノにする。
彼らは多数の異なる犯罪で逮捕されている。もし捕まってなければ、彼らは自分がどれほどうまく逃げおおせたかについて、誇らしげに話していることだろ

吉田純子はほぼこの犯罪心理にあてはまります…

吉田純子死刑囚に死刑執行

こんな母親でも、子供からすれば大切な親です。

1審で主犯格と認定され死刑が確定しました。
続く高裁では控訴棄却、さらに上告するも棄却。

吉田純子に死刑、堤美由紀に無期懲役、石井ヒト美に懲役17年の判決が下り、池上和子に関しては判決前に拘置所にて子宮ガンのため病死。

 

吉田純子の当時19歳だった長女は母親の保釈を何とかとりたいと、奮闘していました。
長女は計画段階ではあったが、母親の純子に殺されそうになっていたんだそうです。

事件前までは決して仲のよい母子関係ではなかったらしいのですが、長女は自分が殺されそうだったことを知ったのにもかかわらず、母親の気持ちは自分にしかわからないと、助けたかったようです。

ですが、2016年3月25日に、吉田純子に死刑が執行されました。

吉田純子への死刑執行で、戦後5人目の女への死刑が行われたことになります。

吉田純子(久留米看護師連続保険金殺人)の生い立ちは?子供や久留米マンションはどこ?まとめ

こんなにも多くの大人達が、何百万、何千万円とお金を吉田純子に渡してしまうような事が現実にあるとは信じがたいのですが、人をコントロールする能力が長けていたのでしょう。

幼少期から貧しかったことや、家庭での立場が大人になるにつれ形成され、金や物への執着が異常に強く、自己顕示欲が人一倍強い性格になっていったのでしょうね。

サイコパスのマインドコントロールは本当に信じがたい話ですが、これらの事件は今後 同じような過ちを起こさないように誰もが気に留めておいたほうがいいですね。

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