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ナタリーを殺害事件の犯人はカルト教の牧師?夫?画像あり!アメリカ・コロラド事件

ナタリーを殺害した犯人はカルト教の牧師?夫?アメリカ・コロラド事件 事件

アメリカ、コロラド州で起きた23歳のナタリーが頭部切断で殺害された事件。

ナタリーと夫は熱心な教会信者で、ナタリーの事件に関して警察に非協力的な牧師と信者たち。

夫も信者の仲間だったのでしょうか?犯人は牧師?夫?信者?

ということで、アメリカ・コロラド州で起きたナタリーを殺害したのはカルト教の牧師?犯人は夫?なのかを調査!

事件概要

ナタリー・ミラバルはメキシコ生まれの当時23歳。

歯科医師の助手として働いており、4か月の娘と夫と幸せに暮らしていました。

1999年9月、ナタリーが行方不明になったと夫のマシュー・ミラバルは警察に電話。

ナタリーが食料品の買い物に行ったきり帰ってこなかったのです。

その夜、食料品店の駐車場にナタリーの車が放置されているのが発見されました。

防犯カメラを確認すると、ナタリーが一度も店に入っていないことがわかったのです。

翌日、ロッキー山脈でハイカーらによって遺体が発見されたのでした。

ナタリーの死は非常に暴力的で、殴られ、首を絞められ、首を切られていたのです。

必要以上に暴漢され殺害されたナタリー。

警察は現場に血痕がほとんどなかったため、ナタリーは別の場所で殺害されたと考えられました。

あまりにも凄惨な殺害は恨みなのか、いったい犯人は何の目的でナタリーを殺害したのでしょうか?

ナタリーを殺害事件の犯人はカルト教の牧師?

ナタリーは使徒教会のメンバーでした。

使徒教会は、特に女性に対する規則が非常に厳しいと言われています。

この教会の牧師ルーク・ハンコックは、ナタリーに21歳のマシュー・ミラバルと結婚するのがよいと勧めました。

そして、牧師の言うがまま1996年11月に結婚し、1999年に娘が生まれました。

しかし、ナタリーの家族は教会がナタリーとマシューを引き合わせたことを気に入らなかったのです。

ナタリーの家族は、教会がますますカルト化しつつあると感じていたからです。

牧師のルーク・ハンコックは信者の一部にお金を貸しているという話をしており、それを聞いた熱心な信者たちはお金を牧師に渡していたのだそう。

そんな裏のある話もあり、あまり良い印象がありませんでした。

そして、ナタリーが行方不明になってマシューは最初に警察には電話せず、牧師に連絡をしたのです。

ナタリー失踪

1999年9月25日、ナタリー夫婦の友達や子供たちを夕食に招いて、その後パールストリートモール(屋外歩行者モール)に行きました。

ぶらぶらしながら、午後11時頃にスターバックスで過ごしたのち、友達と別れて帰宅。

当時、ナタリーの弟も一緒に住んでおり、4人で帰路につきました。

家に到着したのは真夜中近くになっていましたが、翌日、教会でポットラック(持ち寄りパーティ)をすることになっていたので、ナタリーは近くの食料品店に買いに行くことにしました。

ナタリーの弟は帰宅後すぐに寝ましたが、夫は赤ん坊を寝かせる準備をしました。

真夜中過ぎに、ナタリーはひとり買い物へ。

夫は4か月の娘と一緒に寝ていました。

朝方午前3時頃、赤ちゃんが起きて目を覚ました時に、夫マシューはナタリーが家にいないことに気づきました。

駐車場に車はなく、マシューは何人かの友人や家族に電話しナタリーの確認をしたのです。

ですが、誰もナタリーの行方を知る人はいませんでした。

翌日、ロッキー山脈で行方不明だったナタリーが死体となって見つかりました。

ナタリーが発見された地域のレフトハンド・キャニオンは「ゴミ捨て場」として知られていた場所。

デンバーでは他にもナタリーの事件と同様の犯罪がいくつか起きており、警察はナタリーさんの事件とデンバーの事件との関連性を見つけることができませんでした。

ナタリー殺害の動機は?

夫マシューの電話記録を入手した警察は、マシューが兄の妻リサと話していたことを知りました。

ふたりはずっと一緒にいたいという会話をしていたのです。

兄の妻リサの近所の人たちは、夫がいない時はマシューがリサの家に来ていたのを目撃していました。

ナタリーが亡くなった後も、リサはマシューに自分の写真を送っていたのです。

マシューはリサに、その写真が好きだということ、ふたりの性生活がどれほど楽しいか、リサを愛しているという内容の手紙を出していたのです。

マシューは不倫をしてナタリーが邪魔になったから殺害したと警察はふんだのです。

しかし、マシューは警察に対し、自分にはアリバイがあり、娘と一緒に家にいた、リサは夫のマーカスと一緒に家にいたと話しました。

ナタリー殺害の物的証拠

警察はナタリーとマシューの結婚生活を調査したのですが、家庭内暴力やその他の問題があったという証拠は見つかりませんでした。

ナタリーの車を詳しく調べると、車に標高の高い場所でのみ見られる草や松葉が積もっており、遺体の近くから木の破片が見つかりました。

さらに、血の付いた手袋を発見。

その手袋についた血はナタリーのものでした。

警察はマシューの職場へ行き、周辺のゴミ箱からウォルマートのプラスチック製の買い物袋を見つけバッグの中からウェルズ・ラモントの手袋が入った箱を発見。

これはナタリーの車で見つかったのと同じタイプの手袋だったのです。

その買い物袋の指紋を検査したところ、マシューのものと判明。

マシューに関する証拠はどんどんと増え続けていきました。

警察はナタリーの車の中にあった木片と、ナタリーの遺体の近くで見つかった木の破片が一致したのです。

警察はマシューがナタリーを殺し、山まで運転し食料品店の駐車場に車を捨てたと疑いをかけたのです。

ナタリーを殺害した犯人は夫?

マシューは妻の死に関与していないと主張。

しかし、警察は取り調べ中に、マシューが親指と人差し指の間の水かきに絆創膏を貼っていたことに気づいたのです。

マシューは仕事でよく鋭利なナイフを使っていました。

見つかった手袋の同じ部分にマシューの怪我と一致する穴を発見した警察は、手袋の外側についた DNA はナタリーのもので、内側の DNA はマシューのものだと確認。

さらに、マシューはナタリーを殺害する前に100万ドルの生命保険に加入しようとしていたのです。

保険会社はマシューに、掛ける保険に対して収入が見合わず25万ドルだったら大丈夫だという話をした経緯がありました。

マシューはそれにYESと答え、その保険は殺害から3日後に期限切れになるよう設定されていました。

マシュー・ミラバルは逮捕され、殺人罪で起訴。

マシューは浮気相手のリサと新しい生活を始めるために、保険金をあてにナタリーの死を望んでいたと考えられます。

そして、マシューが警察に通報する前に教会の牧師にナタリーを捜すよう電話したことがさらなる疑惑を招きました。

また、夫婦と同居していたナタリーの15歳の弟ネヘミア・バスケスには何も話さなかったのです。

もし、マシューが早く帰っていたら、弟のネヘミアは赤ん坊の泣き声を聞いていたはず。

マシューは第一級殺人罪で有罪判決を受け、終身刑を言い渡されました。

本当の犯人は別にいる?

マシューの手記では警察との矛盾が多くあり、自分を犯人に仕立てられたと語っています。

マシュー本人の回想録をまとめてみました。

非協力的な教会信者たち

マシューの支持者はほとんど教会で知り合った人たち。

支援者たちにまで警察が何度も何度もマシューについて尋問をし吐き気がするほど同じことの質問ばかりでそれ以上の尋問を拒否するようになったのです。

警察と検察は友人たちをカルト呼ばわりし、教会員を中傷し始めました。

それが、牧師や信者たちが非協力的になった原因となったのです。

保険金について

娘の誕生を機に、生命保険の必要性についてふたりで話し合い、ナタリーが全て段取り保険会社から見積もりを送ってもらっていたのは知っていました。

保険に加入する場合、健康診断が必要でありマシューは身体検査を受けたことはなかったのですが、ナタリーは受けていました。

生命保険の書類には署名をしましたが、裁判を待っている間に、保険会社が補償開始に必要な書類をすべて受け取っていないことを示す手紙が発見されました。

しかしなぜか、生命保険会社から娘を受取人として多額の金額が支払われたので、今でも理由がわからず混乱しています。

血の付いた手袋

ナタリーが亡くなる前日、塗装職人だったので仕事場で茶色のジャージの手袋をはめ塗料バケツを開けるのに刃を上にしたカッターで押さえている左手の親指の付け根を勢い余って切ってしまったのです。

翌朝はとても寒く、先にナタリーの車のエンジンをかけ、数分後ナタリーが出てきてので車から降り、その時にうっかり茶色のジャージの手袋を車の中に置き忘れてしまいました。

当然、左手の手袋には手の切り傷と同じ場所に切れた痕があり、そこに自分の血が付着していました。

その手袋は、殺人者がナタリーをキャニオンに連れて行き命を奪ったときに車の中にあり、その手袋は殺した男が着用していたか、自分についた血を拭うために使われていたと思いました。

検察は、私がナタリー殺害の際に手を切ったに違いないと主張しました。

ナタリーの足首には、殺人者が足を掴んで体を引きずったかのような血の跡がありました。

殺害した際に私が自傷行為を行ったという検察官の主張が真実で正しければ、血は存在しなかったでしょう。

また、左手に新たな切り傷を負ったまま運転していれば、私の血はハンドルやドアハンドルに付着していたはずです。

ナタリーの弟

幼い娘と十代の義理の弟と一緒に住んでいました。

もし私がナタリー殺害を犯していたら、娘を連れて行かなければならなかったでしょう。

そうなると、午前1時頃に娘を抱えて食料品店の駐車場から自宅まで歩いて戻らなければならなかった。

もしくは、4か月の娘を家に残していたら目覚めるリスクを承知で危険を犯してたら義理の弟を目覚めさせることだったでしょう。

別の犯人

2014年11月に、デンバー・ポスト紙の記者からインタビューを依頼する連絡がありました。

1999年9月にボルダー郡で女性を殺害したという刑務所の男からの手紙がデンバー・ポストに届いたと聞かされました。

その人物の名前はリチャード・バービーという。

バービーは私の弁護士に、自分がやったと語り、ナタリーが殺される日までの荒れた生活、大量飲酒と薬物を使用していたと話しました。

ナタリーの死から15年以上が経過しており、明らかに危うい精神状態と時間の経過がバービーの犯した行為の詳細に関する記憶に悪影響を及ぼしていることは見て取れました。

しかし、バービーが自白したのはナタリーの車の中に金目のものがないか物色している時に、ナタリーに見つかり大声で騒ぐナタリーを車に押し込みナイフで脅し車を走らせた。

ナタリーが逃がしてくれるよう懇願し叫び続けたため、バービーはその声が苦痛になっていった。

バービーは車にあった茶色の手袋があることに気づき、指紋が残らないようにはめた。

樹林帯に着いたときナタリーは逃げたが、バービーは車の中にあったセコイアの木片でナタリーの後頭部を投打。

そのまま倒れ、さらに首を絞め切断したと話したのです。

バービーはその場でたばこを2本吸いナタリーの車で食料品店まで行き、そこに駐車してどこかに消えたのです。

元夫の現在

別の犯人バービーが登場したところで、長時間の不眠と、あらゆる種類の違法薬物とアルコールに溺れた脳の記憶は誰も信用しませんでした。

実は、ナタリーの車に第3者の頭髪のDNAが検出されているのですが、未だに特定されていないのだそうです。

弁護士は、マシューの頭髪とバービーの DNA プロファイルを比較してもらうためにコロラド州捜査局 (CBI) に連絡しました。

これに応じて、CBI はデータベースがアップグレードされているのに、この事件に関する証拠はデータベースに存在していないためバービーの DNA とマシューの DNA を比較するという要求は拒否されたのです。

まだマシューは刑務所に服役中です。

まとめ

ナタリーを殺害したのはカルト教の牧師?犯人は夫?を調査しました。

警察は夫のマシューを犯人として逮捕、教会の牧師や信者たちも怪しい素振りをみせていましたが、結局のところ、警察のしつこい尋問のせいで答える気も失せるほどだったということでした。

終身刑を受けたマシューですが、本人の手記では警察があげた証拠をひとつひとつマシュー目線で見る見解はそれも確かにあり得ると思わさせるほど。

別の件で刑務所に服役していた男がナタリー殺害に関与したという告白がありましたが、精神的な問題がある男の話にしても、かなり具体的な内容だったので真犯人だった可能性も十分にあり得たのかもしれません。

ただ、検察はDNA鑑定を拒否。

そもそも当時の警察は、バービーが吸ったたばこも証拠として扱っておらず、スルーしてしまっているのです。

まるで本当のことがわかるとまずいかのように捉えられますね。

しかし、夫マシューが犯人かどうかは本人しかわかりません。

もしかしたら本当に真犯人が別にいるのかもしれませんね。

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