イタリア刑務所内のミシュランガイドにのったレストラン・インガレラとは?【土曜プレミアム】

引用:nbc news

イタリアのミラノ郊外にある中程度のセキュリティの刑務所であるボラーテ刑務所に今大人気のレストランがあるのをご存じですか?

そのレストランの名前は『InGalera (インガレラ)』

そのレストランは刑務所内にあるので、そこで働いている人たちは受刑者の方々です。

この興味深い刑務所内のレストラン・インガレラを調べてみました!

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レストラン・インガレラとは?

引用:assoupaspossible.com

 

InGalera(インガレラ)という名前は、「In Prison」のイタリア語のスラングです。

 

このレストランは、以前、刑務所の警備員の寮として使用されていた場所に建てられました。

 

レストランのデザインは洗練された内装で、風通しが良く、モダンですが、壁にはクリント・イーストウッドの「エスケープ・フロム・アルカトラズ」などの有名な刑務所映画のポスターが飾られています。

 

レストランを始めるにあたり、会計事務所、地元の建築家などのスポンサーから助成金を募り、レストランのインテリアを無料で設計したそうです。

 

インガレラですが、マネージャー、マスター、シェフはプロですが、サービススタッフ、料理人、裏方のスタッフは受刑者です。

 

開店当初からランチとディナーの両方で一般公開されていて、いつも予約でいっぱいなんだそうです。

 

そして、味もお墨付き。

 

刑務所の囚人がやっているレストランとなると、刑務所に入れる、囚人がサービスしてくれるというなかなか経験できない斬新な体験を、一度は来てみたいということから人気が高いそうです。

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なぜ刑務所にレストラン?

 

引用:The New York Times

 

犯罪者をどのように更生するのか、そして再犯率を下げるのかという問題が難しい中、イタリアは長い間、中程度のセキュリティの刑務所の受刑者が日中に施設を動き回ることを許可してきました。

 

そこでの問題は、受刑者たちが日中ほとんど何もしないことであり、現在も、将来刑務所から出たとしても役に立たないことです。

 

そこで、刑務所では、レストランを開く前からさまざまなプログラムを試行してきました。

 

例えば、ボランティアを募り劇や絵画を教えたり、大工の電動ドリルやのこぎりの使い方など教えるワークショップなどです。

 

他にも刑務所の庭で馬の世話をしたりしています。

 

その一環で、インガレラ・レストランは殺人、武装強盗、麻薬密売などの犯罪で有罪判決を受けている受刑者が、ウェイター、食器洗い、料理人として働いています。

 

ただし、マフィア関係の犯罪者は働くことができないそうです。

 

このレストランは、犯罪者を更生するのに最適です。ここで働いている間、シェフの注文を聞いてからゲストに挨拶するまで、ルールを守る方法を教えています。それは社会に復帰する方法を学ぶために必要な方法です。

とレストランの責任者は語っています。

 

選ばれた9人の受刑者は、それぞれの役割と経験に応じて、月額1,000ドルから1,500ドルの給与を受け取ります。

 

受刑者たちは、犯罪生活からの足を洗うスキルを学ぶことができる更生施設として、このレストランは成功しているのだそう。

 

その証拠に、刑務所のプログラムを受けた受刑者の再犯率は平均よりはるかに低いのだそうです。

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メニューや価格

 

メニューには、

 

ポレンタパイ、

アンズタケのリゾット、

マルサラワインとピスタチオのパスタと鴨のラグー、

冬野菜の仔牛のシチュー、

赤唐辛子クリームとモンク魚のベビーほうれん草、

 

などの創造的で厳選された料理がたくさんあります。

 

さらに優れたワインリストなども用意されています。

 

 

ある晩、料理評論家がインガレラにこっそり夕食時に来ていたそうです。

 

その評論家のレビューは、

『料理、ウェイターは雰囲気もよくとてもいい!』と賞賛。

 

そして価格は、ほとんどのミラノのレストランよりもリーズナブルな価格とさらに賞賛しました。

 

「正直な価格にするためには、刑務所に行かなければならない」

とまで書いたそうです。

 

現在の口コミも、トリップアドバイザーでは5つ星中4.5の評価も得ています。

 

現在は、開店当初の目新しさはなくなったものの、好奇心大盛な人たちがファンになり、素晴らしい料理と申し分ないサービスを求めてレストランに戻ってくる人たちがたくさんいるそうです。

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イタリア刑務所内のミシュランガイドにのったレストラン・インガレラとは? まとめ

 

インガレラで働いている囚人の一人が、5年の刑に服した後、彼自身のレストランを開くかもしれないと話しているそうです。

 

プロのウェイターとして仕事をし、この分野の経験を持つ人々から学ぶことは非常に重要だと話し、今の仕事が好きで出所してからもやり続けたいと思っているのだそう。

 

これらの仕事は囚人に希望を与え、少なからず変化が出てきている証拠になります。

 

刑務所は、社会に再び入ることができる責任ある市民になるために囚人を訓練しなければならないというプロセスを踏みながら試行錯誤しているようです。

 

でも刑務所レストランはおもしろい企画で、ヒットし大成功でしたね。

 

もしイタリアに行く機会があったら、ぜひ行ってみたい候補の1つとなりました!

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kanrenkontentsu



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