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パイロットの夫スティーブンを殺害した犯人は?動機や判決までアメリカケンタッキー州事件

パイロットの夫を殺害した犯人は動機や判決まで アメリカケンタッキー州事件 事件

2000年にアメリカケンタッキー州でエリートパイロットの夫スティーブン・クレブンが殺害された事件がありました。

妻は夫が恨まれるような人ではないと思っていたのですが…

犯人は、パイロットの夫を殺める動機はあったのでしょうか?

犯人はすぐに3人に絞られました。

後に犯人は8日後に逮捕され判決まで6週間かかっています。

アメリカ ケンタッキー州で起きたこの事件、なぜ、いきなりパイロットの夫スティーブンが殺されたのか、犯人はいったい誰が犯人なのか?何の動機があって?判決までの一連を探っていきましょう!

パイロットの夫と妻の出会い

殺害されたパイロットの夫スティーブン クレブン氏(38歳)は、カリフォルニア州のアメリカ沿岸警備隊のパイロットの訓練を受けるために駐在していた時期に妻となるアデルと出会います。

妻のアデルは、労働者階級の生まれでずっと冴えない人生を歩んでいました。

夫と出会った頃のアデルは葬儀屋で働いており、のちにデルタ航空のパイロットとなった夫スティーブンと結婚をします。

パイロットの夫と一緒になれたことで、アデルがずっと夢見ていた人生をスティーブンが与えてくれたのです。

二人の間には、6歳と8歳の息子がいました。

その後幸せな生活を送りながら、1992 年にエッジウッドのカリメル リッジの家に家族で引っ越しをします。

殺害されたパイロットの夫

パイロットのスティーブンは、仕事で長く家を空けることが多くアデルは淋しさを感じていました。

その頃、クレブン家は家の修理をしていました。

妻のアデルは修理業者の息子であるラスティ・マッキンタイアと仲良くなっていき、ラスティも結婚生活に問題を抱えていてお互い相談にのっていました。

そんな中、2000年7月12日アデルが買い物から帰宅するとドアが開いており、地下階段の下でスティーブンの遺体を発見。

怨恨による犯行とみられ、緑色の鈍器で殴られ、銃で殺害されたのです。

妻アデルは、夫を恨む人の心当たりはないと話していたが、涙は一切出ていなかったのです。

パイロットの夫を殺害した犯人は?

スティーブンとアデルはおしどり夫婦と呼ばれていたのですが、実はずっと喧嘩が絶えなかったのです。

2000年春にカウンセリングにて夫はアデルの浪費がすぎると、アデルはスティーブンがあまりにも頻繁にセックスしたがっているという言い分でした。

アデルの友人たちには、スティーブンは気持ち悪いと悪口を言いまくり夫の飛行機が墜落すればいいとさえ言いふらしていました。

その後、警察はアデルとラスティ・マッキンタイアと不倫関係ということが判明。

アデルは、ラスティが自分にメロメロで言う事をなんでも聞く人間だということがわかり操り始めたのです。

浪費癖のあるアデルは、お金を自由に使わせなかったという夫スティーブンに不満を持っていました。

そこで、ラスティに夫の殺害を依頼。

アデルはスティーブンの50万ドルの生命保険を分け合って、一緒に新しい生活を始めることを彼に説得したのでした。

妻アデルから夫の殺害を依頼されたがなかなか行動に移せなかったラスティは、アデルからその仕事ができる人を探すよう言われます。

ラスティは、知り合いのロン・プライアーという男に相談し15,000ドルで殺害を依頼。

2000年7月12日の夜に計画が立てられたのです。

ロンはスティーブンをバールで殴り、強盗に見せかけて家を荒らし回るという計画を立てたのでした。

犯行当日

犯行当日の朝、ラスティとロンはアデルの家に行って間取りを確認し、その夜には殺人計画についてさらに話し合う予定でした。

その日の朝から、スティーブンは友人とニューヨークのブロードウェイショーを見る予定だったのですが、体調が優れず友人に電話をかけ直しているのをアデルが聞いていました。

犯行を決行する段取りをアデルの家でする予定だったので、アデルは焦りすぐにラスティに電話。

今すぐ決行するように伝えたのです。

長男がデイキャンプに出かけている間、アデルはもう一人の息子を近所の人と一緒に食料品店に行かせ、スティーブンを一人にする機会を作りました。

アデルのGOでラスティは車でアデルの家まで向かいます。

ロンはラスティのトラックの後ろに隠れて家の中に忍び込みました。

ラスティは、家の修理で出入りしていたため正面玄関から地下室にあるシャワーの修理をしに来たとドアに出たスティーブンに伝え、疑心感を持たせずに家の中に入れました。

ロンは地下室にあらかじめ用意された場所に隠れました。

そこにはスティーヴンがいつ攻撃されるかわかるようアデルが鏡を設置していたのです。

アデルは、ペットのフェレットが放し飼いにされているから捕まえてとスティーブンを地下に誘い込み、それがロンの攻撃の合図となっていました。

スティーブンがアデルに近づこうとした時、ロンが襲撃。

その瞬間、アデルは顔が半分隠れるようにガラスのドアを閉め襲撃を眺めていたのです。

ロンはバールでスティーブンを十数回殴り、頭蓋骨をひどく粉砕、骨折から脳がにじみ出でいました。

3人がラスティのトラックに戻った時に、アデルはスティーブンがまだ息があると言ったのです。

スティーブンは、自分自身の大きな血だまりの中でピクピクと震えたいた状態でした。

アデルはクレヴン家の拳銃をロンに手渡し、スティーブンを撃つように言いました。

ロンはこれに応じ、スティーブンの頭を1発撃ったのです。 

ロンが服を着替え始めたとき、アデルは再びスティーブンがまだ息をしていると言いました。

アデルは銃を再装填し、それをロンに手渡し、スティーブンをもう一度撃つように指示しました。

アデルは完全にスティーブンの息の根が止まったことを確認したかったのです。

ロンはスティーブンの頭をさらに2発撃ちました。

冷静なアデルはラスティに、遺体が発見されるまでの時間が長ければ長いほど、死亡時刻を特定するのが難しくなると言いました。

それは、アデルが葬儀屋で働くために学んだ知識でした。

クレブン家から立ち去るのを近所の人が見ていたのをラスティとアデルは知らずに車を出したのでした。

殺害から10時間後、アデルは近所の人から電話をもらい帰宅し911に通報。

「玄関のドアは開いたままで、オフィスには電気がついている。今、夫はニューヨークにいるはずなのに」という警察に電話。

警察が到着し、中を確認するとスティーブンの遺体が発見されました。 

アデルは涙を流さず、でも取り乱しているように見せようとしていました。

逮捕

アデルは殺害から8日後に逮捕されました。

ラスティとロンも逮捕されており、それぞれ自白をしたことによりアデルの不利の証拠が増え続けていきました。

彼ら二人の自白は、殺人に関係する証拠の回収につながりました。

ラスティは地元のゴミ収集所に捨てた血まみれの衣服と凶器の証拠は、ケンタッキー州ウィリアムズタウンのゴミ埋立地に運ばれていました。

殺人から6週間後、警察は3000トンのゴミの埋め立て地で16日間かけて捜索。

ロンが殺害時に着ていた血まみれのブーツとシャツを発見します。

DNA検査の結果、血まみれの衣類はスティーブンの血だったことが確認されたのです。

ラスティは銃弾を森に捨てたとし、FBI研究所は銃弾の鉛の比較分析を実施。

森で見つかった弾丸とスティーブンの頭から見つかった弾丸を照合しましたが、凶器は見つかりませんでした。

アデルは少なくとも8人にスティーブンの死を望んでいると話し、そのうちの1人には、殺し屋を探すよう頼んだこともあったという。

ベビーシッターには、スティーブンに何か起こっても「あなたに嘘をつきたくないから聞かないように」と口止めしていたのでした。

判決

警察はアデルとラスティをスティーブン・クレイブン殺害を共謀した容疑で起訴。

ラスティは自白し、アデルの要請で雇ったと主張する殺し屋の名前を明かしました。

しかしアデルは、ラスティがアデルを独り占めするために独断で殺害したと主張しました。

裁判でアデルは自らを弁護する証言をしましたが、陪審は行き詰まったのですが検察は再審理し、アデルが生命保険金を得るために夫を殺害したと確信。

2回目の公判の途中で、アデルは夫殺害を共謀した罪で有罪を認めることを決意。

彼女は終身刑を宣告さ警察はアデルとラスティをスティーブン・クレイブン殺害を共謀した容疑で起訴。

ラスティは自白し、アデルの要請で雇ったと主張する殺し屋の名前を明かしました。

しかしアデルは、ラスティがアデルを独り占めするために独断で殺害したと主張しました。

裁判でアデルは自らを弁護する証言をし、陪審は行き詰まったのですが検察は再審理し、アデルが生命保険金を得るために夫を殺害したと確信。

2回目の公判の途中で、アデルは夫殺害を共謀した罪で有罪を認めることを決意します。

アデルは終身刑を宣告されました。

ふたりの息子

アデルの夫スティーブンの弟、ビル・クレブンさんが当時8歳と10歳だった甥たちを引き取りました。

有罪判決を受けた時に、母アデルが父親殺害の罪を認めていることを伝えるつもりだが、陰惨な詳細については避けるつもりだと言っていました。

「それは彼らが大きくなったときに知るためのものだ」と。

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パイロットの夫を殺害した犯人は?動機や判決までアメリカケンタッキー州事件 まとめ

アメリカケンタッキー州で起きたパイロットの夫を殺害した事件。

犯人の首謀者は妻のアデル。

しがない労働者だったアデルはパイロットという魅力的なスティーブンを見つけ、夢のような人生を歩むはずでした。

しかし、アデルの浪費癖がひどく夫がお金を使わせないようにしたことに不満を持ち、恨むようになります。

家の修理に来ていたラスティとは不倫関係になり、お金欲しさに保険金殺害の計画を立て殺し屋を雇い逃げる予定でしたが、計画殺害に加担した男二人が自白し、アデルはすぐに逮捕されます。

アデルは子供のころから裕福でなかった労働者階級の自分が、夢にまで見た裕福な生活を手に入れ、今まできなかったお金を使う事で心を満たしていたのでしょうか。

お金でしかつながっていない夫婦の結末は、子どものことも考えず自分の欲だけを満たしたいという自己中心的な考えで愚かな結果になったという悲しい事件でした。

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