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現代のノアの方舟計画とは?世界の終末に備えるその本当の目的は?

エンターテイメント

現代のノアの方舟計画を知っていますか?

それは世界の週末に備えるために作られたものなのですが、その本当の目的とは?をお伝えします。

ノアの方舟と言えば、旧約聖書に登場するノアとその家族、すべての動物のつがいを乗せた巨大な船が大洪水を逃れ現在のトルコの東端にあるアララト山に流れ着いたという話。

それぞれの種を絶やさないためにという意味で現代版のノアの方舟が作られました。

どこに、誰が、何で作ったのか?

ということで、現代のノアの方舟計画とは?世界の終末に備える本当の理由とは?をお届けします。

現代のノアの箱舟計画とは?

現代は地球上で大量絶滅期とも言われています。

この100年間で農作物品種の4分の3が失われたとされる中、不測の事態や深刻な干ばつ、そして世界の終末に備えるために発足したのが、植物版【ノアの箱舟】プロフェクトです。

かつて大洪水からノアとその家族、全ての生物種の代表する生物を救ったノアの箱舟のように、現在の全ての生物を救う為に地球バイオプロジェクトが始動したのです。

現代のノアの方舟計画は誰が作った?

2009年5月5日、ロックフェラー大学の学長でノーベル化学賞の受賞者ポール・ナース博士の邸宅に世界の大富豪とヘッジファンドの帝王たちが集まりました。

その大富豪たちというのは、デービッド・ロックフェラーJr氏、ウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏、マイケル・ブルムバーグ氏、テッド・ターナー氏、オプラ・ウィンフレー氏といった超豪華メンバーでした。

この集まりを呼び掛け、議長役としてこの会を取り仕切った人物は個人資産5兆円を超すビル・ゲイツ氏でした。

ここで、大富豪たちが議論したテーマというのは、実は世界の人口増大をいかに食い止めるか、そのために大富豪たちの巨万の富をいかに有効に活用すべきかという内容だったのです。

ビル・ゲイツ氏によれば、

「人類の未来に立ちふさがる課題は多いが、最も急を要する問題は人口爆発である。現在67億人が住む地球であるが、今世紀半ばには100億人の可能性もありうる」

「このままの状況を放置すれば、環境・社会・産業への負荷が過大となり地球環境を圧迫することは目に見えている。なんとしても人口爆発の流れを食い止め、83億人までにとどめる必要がある。

各国政府の対応はあまりにスローで当てにはできない。潤沢な資金を持ち寄り、我々が責任をもって地球の未来を救うために独自の対策を協力して推し進める必要がある」

 
ビル・ゲイツ氏はこれらを具体化するために、現代版「ノアの方舟建設計画」のビッグプロジェクトに資金を注いでいるのです。

現代のノアの方舟に資金を提供したビル・ゲイツ

現代版ノアの箱舟こと「北極種子貯蔵庫」は2007年から本格的に始動。

「あらゆる危機に耐えうるように設計された終末の日に備える北極種子貯蔵庫」はノルウェーのスピッツベルゲン島に建設されました。

この計画を推進してきたのは、ノルウェー政府ですが、資金面で協力してきたのがビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金です。

この慈善事業団体を通じて、毎年15億ドルを資金提供されています。

そしてビル・ゲイツ氏のお陰で、この貯蔵庫は2008年2月26日に正式オープンを迎えました。

この貯蔵庫は、北極点にほど近い永久凍土を約150メートル掘って作られています。

内部にある複数の部屋には、世界中から集めた300万種の種子が貯蔵されており、地球上の農作物の歴史を保存する、いわば遺伝子博物館の役割を果たしています。

現代のノアの方舟の内部

核戦争が勃発したり、地球温暖化の影響で種子が絶滅したような場合でも、人類がこれまで手に入れてきたあらゆる農業遺産を未来の人類がこれらの種子を再生できるように保護することが目的とした貯蔵庫です。

種子貯蔵庫の内部が見れます↓

終末の日の要塞 スヴァ-ルバル世界種子貯蔵庫

現代のノアの方舟に危機?

 引用:アルパインツアー

この種子貯蔵庫が建設されたのはスピッツベルゲン島のスバルバルという場所なのですが、北極点から1100キロメートルほどの距離にあります。

極寒の地で、まさに氷に閉ざされた世界。

島自体が永久凍土の一部を形成しており、マイナス18度が最適といわれる種子の保存にとっては理想的な環境だとされていました。

ところが、この人類の未来の生存に欠かせない「ノアの箱舟」に危機が迫っているというのです。

地球上で最も安全なはずだった場所が、意外にももろいということが発覚しました。

その原因は地球温暖化の影響なのです。

想定外の速さで地球温暖化が北極圏に浸食してきたのです。

その結果、「永久凍土そのもの」が溶けだしてきたのです。

2018年1月時点で、貯蔵庫の周囲の氷が猛烈な勢いで溶け始めており、すでに貯蔵庫の入り口近くからは大量の水が浸入し、種子バンクが水没する恐れがでてきているとのこと。

これに対して「ノルウェー政府の威信にかけても間に合わせる」ということで、ノルウェー政府はビル・ゲイツ氏らと協議の上、応急の補強工事を始めることを決めました。

貯蔵庫周辺から1万7000立方メートルの液状化物質を取り除き、防水コンクリートで補強し、周辺の山からの雪崩や永久凍土の氷解水の流入を食い止めるという大変な作業をすることになるのです。

2018年の春から開始され、2019年末までには完成させる予定。

さらに追加経費は1,300万ドルの予定なんだそうです。

現代のノアの方舟 世界の終末に備える本当の目的とは?

今回の「現代のノアの箱舟」計画は、大手のアグリビジネスにとっては願ってもないビジネスチャンスと受け止められているそうなのです。

アグリビジネスとは?

農業を中心にの農産物加工、貯蔵、流通販売、農機具・肥料製造などまで含めた産業としての農業。また、それらの産業の総称。

遺伝子組み換え作物の特許を有する多国籍企業には、「ターミネーター」と呼ばれる技術特許は富を生む源泉になっているのです。

この技術が組み込まれた種子を蒔いて育てても、できた種子は発芽しないように遺伝子を操作されている…

ということは、一度この種子を導入した農家は毎年必ず、新たな種子を買わなければならないというサイクルにはまります。

農家は種子メーカーの言いなりにならざるを得ない状況に陥るのです。

 

以前、食糧危機を克服するという目的で「緑の革命」を推進してきた農薬や化学肥料、そして種子をビジネスとするモンサント(多国籍バイオ化学メーカー)の遺伝子組み換え種子を導入したインドの綿花農家では膨らむ借金からの自殺者が相次いでいるとか。

「現代版ノアの方舟」は、巨大なアグリビジネスとマイクロソフト社を通してビル・ゲイツ氏が手を握り、「食を支配することは人を支配すること」につながりかねないということを危惧されているのです。

まとめ

現代のノアの方舟は、人類を助けるための壮大なプロジェクトだったのですね!

核戦争が起きたとしても、地球温暖化の影響で種子が絶滅したような場合でも…という時点で現実ではありえない、まるで映画のような話と思いますが、実際には1000年2000年と保管できる貯蔵庫を作って保存しているというのが現実です。

支配されるのではという憶測もありますが、とにかく全世界が共通する危機は地球温暖化をストップさせないと、結局は自分たちに災難が降りかかってきてしまうということです。

今現在、自分に降りかかる影響は少ないですが、一人ひとりが将来を見据えて、できるところから地球温暖化を止めるアクションを起こさないといけないですね。

現代のノアの方舟計画とは?世界の終末に備える本当の目的とは?をお伝えしました。

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