【首都圏連続不審死事件】といわれる事件は、決して美人とは言えない木嶋佳苗が、婚活を利用して複数の男性に1億円近くを貢がせ、男性3人を殺害した事件です。
木嶋佳苗は2017年に死刑判決が確定しています。
そして話題になったのが、これまで3度の獄中結婚をし、
しかも3度目の結婚相手は「週刊新潮」のデスクということで、想像するには木嶋佳苗の魔力に引っかかったか…もしくは…
妻子ある週刊新潮の40代前半の男性と結婚をした木嶋佳苗が『拘置所日記』というブログに綴っている内容もまたサイコパス。
なぜそのルックスでモテるのか、サイコパス的なところが人を魅了するのか、世間では不思議がられていますがとにかく誰もが興味を引く内容です。
次から次へと男性が引き寄せられる木嶋佳苗はなぜモテるのか…?
そして、木嶋佳苗の家族や生い立ち、現在を追ってみようと思います。
目次
木嶋佳苗 首都圏連続不審死事件 概要
【松戸市の70歳男性不審死事件】
2007年8月、千葉県松戸市の自営業の男性(当時70歳)が自宅のお風呂場で死亡。
死因は不明。木嶋佳苗に貢いだ金額は約7400万円。
【青梅市の53歳男性A不審死事件(起訴事案)】
2009年1月30日~1月31日の間に、東京都青梅市の会社員男性A(当時53歳)が死亡し、2月4日に発見。死因は一酸化中毒死。
死亡直前に会社員男性Aの銀行口座から木嶋佳苗の銀行口座に計1700万円を振り込まれていた。
【野田市の80歳男性B不審死事件(起訴事案)】
同年5月15日に千葉県野田市の男性B(当時80歳)が自宅で死亡。
男性B宅から出火し全焼。遺体近くの和室で練炭数個を置かれて、死因は一酸化炭素中毒死。
Bの父は著名な画家であり、家にBの絵を盗んで高価な値段で売っていたが、Bは父の絵が無くなったことについて木嶋佳苗を疑わず、親族を疑っていた。死亡直後に、木嶋佳苗はBの銀行口座から約190万円を引き出した。
【千代田区の41歳男性C不審死事件(起訴事案)】
木嶋佳苗は会社員男性Cに対して結婚する気があると装って、約470万円を受け取っていた。
【その他】
引用:Wikipedia
獄中3度目わけあり結婚?
死刑判決を言い渡された木嶋佳苗ですが、なんと獄中で三度の結婚をしています。
逮捕する前も何人もの犠牲者を出しているにも関わらず、また木嶋佳苗の魅力に取り憑かれた人たちがいるとは…正直驚いてしまいます。
最初の獄中結婚は2015年。
都内の不動産会社に勤務する60代の会社員。
2年前から手紙のやり取りを10回ほどしていたという2人は、2014年11月に木嶋佳苗のほうから「恋人になってくれませんか?」と切り出し交際がスタートしたといいます。
2015年3月2日に婚姻関係が認められたのですが、
その後、相手の男性が飲酒運転で交通事故を起こしてしまいます。
男性が入院した事により金銭的支援が不可能になったため、2016年9月に離婚。
2度目の獄中結婚は2016年。
逮捕前から知り合いだった男性。
離婚をすると、再婚までに100日を要しますが、木嶋佳苗は前の夫との離婚から100日経ってすぐに2人目の夫と入籍しています。
そしてなんと!ここで最初の夫がまた現れます!
事故の怪我から復活した元夫は、経済的支援が再度できるようになったため、再婚の翌日に木嶋佳苗と養子縁組をくみ、養父となりました。
3度目の獄中結婚は、2018年1月。
既婚者だった「週刊新潮」のデスク。
40代前半で、記事を執筆するデスクの中でも、編集長の右腕でナンバー2的存在だったというこの方は、木嶋佳苗の“遺言手記”を担当していました。
これには、どれほど木嶋佳苗の魔力が本物なのか…と誰もが信じられない思いを抱かされましたが、何かいわくつきの結婚のようで何だか匂います…
その男性は、
『彼女の記事を手がけた後、死刑が確定するという流れがあって、取材者と被取材者の関係を超えて思いが募った。
相手をもっと知りたいと思った時に、手段として結婚の形をとる方向に傾いていったのです。
今も悪くない関係だと思いますし、結婚に後悔はありません。』
ということらしいです。
ですが、3度目の獄中結婚は仕事の延長線上と捉えている方もいます。
死刑確定者は家族と弁護人以外は、基本的に面会も手紙のやりとりもできなくなるため、死刑確定者と接点を持つためには、養子縁組や結婚によって家族になるというのは珍しくない。
死刑囚側からすると、心理的行動として、
「人から必要とされていることで安心できる、孤独感を消失させ自分の生きている価値を見出すために、自分の存在価値を示す」
そのため、社会との隔絶を避けるための対処法として、支援してくれる人間と養子縁組や結婚という形で対処する。
和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚も、附属池田小事件の宅間守死刑囚(既に執行)もそのような対処をしていたのだそう。
上記の場合は、愛云々よりお互いメリットのあるwinwinの関係というのでしょうか。
養子縁組や結婚という型にこだわらなければ、プラスになることのほうが大きいので、このような形をとる方達もいるのでしょうね。
果たして、3度目の獄中結婚の真相はどちらなんでしょうか?
木嶋佳苗の執筆物の独占、著作権料が目的か、はたまた愛なのか…
妻子がいた男性が、木嶋佳苗と結婚するために離婚するまでのことなのか…
木嶋佳苗 男を虜にする魅力とは?
木嶋佳苗をよく知る人は、とにかく女子力が高いと言っています。
人は見た目ではないと言いますが、容姿以外の部分を完璧にすることで、多くの男性を虜にしてきた木嶋佳苗は体現してきたのです。
信憑性がありますよね。
では、どんなところが女子力が高いと言われる所以なのか…
声が綺麗
喋り方や言葉遣いは叶姉妹を模倣していたという木嶋佳苗。
婚活サイトで出会った男性とは必ずメールだけでなく電話もまめにしていたようで、更には男性が喜ぶような言葉を選ぶ天才とまで言われ、自分の武器を最大限に活かしていました。
文字が達筆
木嶋佳苗は、字が達筆という武器も持っています。
字は性格を表すとも言われていますが、字が綺麗というのは「誠実そう」「育ちが良さそう」という印象を与えることができます。
美しい字を見ると「心も綺麗な人なんだろう」と錯覚しそうになります。
料理が上手
木嶋佳苗は料理が得意分野でした。
男性から貢がせたお金で、高級住宅地にある料理学校「ル・コルドン・ブルー」に通っていました。
所作に品がある
木嶋佳苗は、声や字だけでなく、立ち居振る舞いも美しいと言われています。
所作や姿勢がとにかく美しく、仕草や優雅さで感じもよく、上品な雰囲気を醸し出しているそうです。
相手の共感的理解が優れている
木嶋佳苗は相手が知ってほしいことを先回りして理解し的確に質問ができるのです。
そのため、男性は自分のことを良く理解してくれているという錯覚に陥り、男心をくすぐられるのでしょう。
奥手そうな男性を狙う
木嶋佳苗から被害に合った男性たちは、高齢だったり女性にあまり縁がなさそうな方だったりと、どちらかというと女性からは対象外的な奥手の男性などを狙っていたようです。
自分の容姿も含めて確実に落とせる人をターゲットに絞ってアプローチをしたのでしょう。
奥手な男性たちは、これまで出てきた声や美文字、所作の美しさを最大限利用したことによって、木嶋佳苗は美化され、実際に会ってイメージと違っても、そんなのは何も障害にならないくらい想いが募っていたと考えられます。
なので木嶋佳苗は容姿関係なくモテるというわけなんですね。
木嶋佳苗の家族や生い立ち
木嶋佳苗は北海道で生まれ弟1人と妹2人、父親は行政書士の資格を持っている大学教授で母親はピアノ講師という家族構成で裕福な家庭に育ちました。
また祖父も町議会議長を3期も務めた経歴を持っていました。
木嶋佳苗は祖父や父親との関係はかなり良好だったとのこと。
しかし、2005年に父親は自動車で崖から転落し死亡しています。
その反面、木嶋佳苗の母親とはモラハラと暴力を振っていたようで、親子関係は良好ではありませんでした。
木嶋佳苗の家は裕福だったのですが、小学生時代から盗み癖あり両親の悩みの種でした。
さらに高校2年の時、交際していた40代男性に「知りあいの家から通帳と印鑑を盗め」と指示され800万円盗みを働きました。
この罪で、木嶋佳苗は保護観察処分となっています。
木嶋佳苗は若い頃から熟した子供だったと言われています。
身体は同年代の女子より成長が早い傾向にあったので、中学の時には援助交際の噂が立つほど。
高校生の時に40代男性と付き合うというのも納得します。
木嶋佳苗は大学入学するも、学費滞納で退学します。
その後の木嶋佳苗は、万引や詐欺行為で何度か逮捕されています。
1999年、化粧品の万引容疑で逮捕
2000年、本の万引容疑で逮捕
2001年、現金窃盗容疑で逮捕
2003年、ネットオークションの詐欺容疑で逮捕
この時は懲役2年6ヶ月・執行猶予5年の刑を言い渡されています。
万引きを繰り返すのは精神疾患に罹患していると言われています。
何度も繰り返し逮捕されているのを見ると「万引き依存症(クレプトマニア)」なのかもしれませんね。
木嶋佳苗の現在
2021年の時点で、死刑囚として東京拘置所に収監されている木嶋佳苗。
2022年も変わりなく服役中です。
木嶋佳苗なぜモテる?獄中3度目わけあり結婚?男を虜にする魅力とは? まとめ
木嶋佳苗が注目されるのは、とりわけ容姿端麗でもなくなぜか男性にモテるというその魔力が何なのかというところに興味を持つのでしょう。
「女は見た目じゃないってことは本当なのか」
「恋愛能力がマジですごい」
「頼むから婚活本か恋愛本を出してくれ!」
などネットでもその『モテ力』に衝撃を受けたようです。
ですが、木嶋佳苗の欲のために犠牲になった方達のことを思うと、やるせない気持ちになります。
獄中結婚など今回話題になりましたが、それより少しでも罪の重さを反省して欲しいところです。
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