”思春期ニキビ”は10代にとっての悩みのタネですが、20代以降も”大人ニキビ”といって、ターンオーバーの乱れで、古い角質の毛穴詰まりが主な原因でできてしまいます。
女性なら化粧でごまかせますが、それでも素肌を常にキレイにしておきたいですよね!
ニキビができると、どうしてもつぶしたくなってしまいますが、実はニキビをつぶすと命に係わる可能性があり、かなり危険だというのです。
実際にニキビをつぶして大変な思いをされたアメリカ在住のケイティさんが体験した話が一時話題になりました。
ケイティさんが体験したこととはどんなことだったのか調べてみました!
にきびをつぶすのは危険!ニキビつぶしは絶対ダメ!
引用:Facebook
2年ほど前、アメリカテキサス州に住む当時21歳のケイティ・ライトさんは眉毛の近くにできたニキビが気になってしかたなかったため、そのニキビをつぶしたのが悪夢の始まりでした。
すると1時間くらいしてから、みるみる顔が腫れあがり、激痛が襲ったのです。
「耐えられないくらいの腫れと痛みに襲われました。まるで、熱い炭が、肌から飛び出てくるような感じだった。」
とケイティさんは語っています。
「顔の中で何かが起きて破裂するんじゃないかと思えるような痛みで、緊急病院に行って診てもらったら、ひどい蜂巣炎(ほうそうえん)だといわれました。」
実はケイティさんがニキビだと思ってつぶしたのは、蜂巣炎(ほうそうえん)という、細菌性の感染症だったのです。
蜂巣炎とは、ブドウ球菌などのバクテリアが皮膚の表面 から下層組織に広がる感染症のことです。
悪化すると臓器不全を引き起こしたり、時には死に至ることもあるのだとか。
ケイティさんの場合、病院で4日間治療を受けた結果、症状は治まりました。
ですが、重篤になる場合もあるということで、感染元がケイティさんの顔にあったので、それが脳に広がる危険性や、失明する危険性もあったといいます。
しかし幸いなことに、ケイティさんはすぐに病院に行き、何らかの損傷が起こる前に治療を受けたので事なきを得ました。
実は、今回の感染の原因はどうやらおしゃれ好きなケイティさんが毎日1時間かけて化粧をしているのですが、その眉毛ブラシが原因だと考えているようです。
ケイティさんは、ほかの化粧道具を洗うことには細心の注意を払っていたそうですが、眉毛ブラシだけは洗っていなかったそうです。
このようなことは、誰にでもあるえるとケイティさんは警告しています。
その後、さらにケイティさんは蜂巣炎とその薬の1つに対するアレルギー反応からさらなる合併症を治療するために多額の医療費請求に直面したそうです。
ニキビや蜂巣炎(ほうそうえん)の対策は?
ニューヨーク州立大学ダウンステート・メディカルセンター皮膚科学臨床学助教授であるジェシカ・クラント博士は、蜂巣炎を軽く考えてはいけないと話しています。
とは言っても、ニキビと蜂巣炎の違いはあるのかというのが疑問になりますが、蜂巣炎は他の皮膚疾患と見分けるのが難しく、そのためニキビと間違えられやすいのだとか。
ジェシカ・クラント博士は、
蜂巣炎を見分けるのは、簡単ではありません。
そのため、多くの医師が、過小診断したり、逆に過剰診断したりします。
普通あまり経験しないような、深くて痛みを伴う腫れが起きた場合、蜂巣炎じゃないかと疑ってかかることが大切です。
特に顔に出来た場合はそういえます。
では、顔にできた吹き出ものが明らかにニキビだったとしても、つぶすのはお勧めできない理由は、
皮膚にできた吹き出ものをつぶすと、バクテリアが1カ所から他の場所へと広がる危険性が高まり、その結果、炎症性物質が下層組織にまで広がり、蜂巣炎になるリスクが高まる
とジェシカ・クラント博士は話されています。
それでも出来てしまったニキビが気になるようでしたら、
●市販の内服薬を飲む
●病院でにきび治療を受ける
とにかくニキビはつぶさないようにすることが重要です。
ニキビをつぶすのは危険!蜂巣炎(ほうそうえん)やニキビの対処法は? まとめ
ケイティさんが体験した危険なニキビつぶし。
ほとんどの方がニキビをつぶした経験があるのではないでしょうか。
わざわざ他の人のニキビが飛び出すビデオを見るのが好きな人もいます。
ぷっくりと腫れているニキビの芯を出すのは、スッキリするし、気持ちいいし、早く治るような気もします。
ですが、本当に命を脅かすような感染症がいつ何時なるかもしれないリスクがあるのです。
まずはリスクを少しでもなくすためにすぐできることは、女性は化粧などで顔に直接つけるものは常に清潔に保たなければいけないですね!
ファンデーションのスポンジなどは、結構気にされる方も多いかと思いますが、ブラシなども特に気を付けたほうがいいとうことなので、早速洗って常にきれいにしておきましょう!
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