1984年8月、パメラ・カハネスさんの遺体が、フロリダ州サンフォードの生い茂った家の庭で発見されました。
当時25歳だったパメラさんは、2日前にオーランド海軍訓練センターのブートキャンプを卒業したばかりでした。
パメラさんは殴られて首を絞められた跡があったのです。
ですが、パメラさんの殺害事件は34年間解決されなかったのです。
この未解決だった事件を調べてみました!
目次
コールドケース・女性海軍兵殺人事件!
パメラさんは、ミネソタ州の酪農を営んでいる大家族の中で育ち、8人兄妹の7番目でした。
パメラさんは海軍に入隊し、1984年5月にオーランドに飛び、
現在のボールドウィンパークにあるオーランド海軍訓練センターのブートキャンプに参加。
パメラさんは8月3日に海軍訓練センターを卒業しました。
その2日後、パメラさんの変わり果てた姿で見つかったのです。
1984年8月5日、パメラさんは、現在サンフォードのリバービューアベニューと
ウェストファーストストリートの角にある空家の庭で下着姿で膝をついて、
前かがみになっていた状態で発見されました。
パメラさんは暴行され、血を流し絞殺されていました。
パメラさんの制服は、パメラさんから数センチのところにありました。
しかし、強盗されたわけではなく、特に性的暴行を受けた形跡もなかったのです。
犯人トーマス・ルイス・ガーナーをDNA捜査で34年越しに逮捕!
長年、アメリカ当局はパメラさんの見つかったDNAをテストしておらず、
犯人の手がかりもなく暗礁に乗り上げていました。
DNA検査が発達してきた2000年、
フロリダ州法執行部は、パメラさんの下着からDNAの証拠を再検査しましたが、
逮捕歴のある人達の記録だけを検索したため真犯人は見つかりませんでした。
その後の2005年と2007年に再検査をするためのDNAを提出しています。
それから、テクノロジーの進化に伴い、より多くの人がデータベースの提出に参加するようになったのです。
それが、「GEDマッチ」の家系図サイトです。
カリフォルニアの未解決事件「ゴールデンステートキラー」
を捕まえるのに使用したのと同じソフトウエアを使用し、
パメラさんのDNAと容疑者を最終的に一致させるDNAが見つかったのです。
そのDNAプロファイルは黒人男性に適合することを発見。
それは59歳の容疑者で、トーマス・ルイス・ガーナーという
歯科衛生士として働いていた男だったのです。
ジャクソンビルに住んでいる自宅アパートで逮捕されました。
ガーナーは以前、容疑者と見なされていない人物でした。
遺伝子家系図であぶり出された犯人なのにも関わらず、ガーナーはパメラさんを殺害したことを認めておらず、当局は2人がどのように互いに出会ったのかは不明なのだそう。
当時、ガーナーはパメラさんと同じくオーランド海軍訓練センターに駐留していました。
そこで、どちらかは面識があったのではないでしょうか…
女性海軍兵殺人事件!パメラカハネスの犯人トーマス・ルイス・ガーナーをDNA捜査で34年越しに逮捕! まとめ
34年ぶりに犯人が捕まった未解決事件。
パメラさんの母親は、長年犯人が見つかることを願っていましたが、残念ながら2016年に亡くなられてしまいました。
ガーナーの逮捕時には、ミネソタ州の家に数人の兄妹が集まり、犯人逮捕を聞いたそうです。
「こんな日が来るとは思いもしなかった」
「犯人逮捕についてショックを受けていますが、決して希望をあきらめていませんでした。」
と語ったそうです。
トーマス・ルイス・ガーナーは第一級殺人罪で逮捕。
現在、刑務所で服役中です。
最近、次々と未解決事件(コールドケース)が解決されています。
この遺伝子家系図での未解決事件は99%解決できるのだそうです。
今でも未解決事件の犯人が息をひそめて普通に生活していると思うと、
本当に早く捕まって欲しいです。
今後も、すべての未解決事件を解決していってほしいですね。
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